現在医療用としては根の部分が、鎮痛鎮痙薬として使われている植物。過去においては、目を美しく見せる点眼薬として実からとれるエキスが利用されていた。まぁ、所謂瞳孔拡張剤ですな。ちなみに、その名前『ベラドンナ』は「美しい淑女」と言う意味でまさにその利用法からその名前が付けられた様。ヒヨスチアミンやスコポラミンなどのアルカロイドが、その効果を生み出すがアルカロイドって言うくらいで毒性も強いので欧米においては毒薬として使われていた時期もあるみたい。たしか『マスターキートン』でもそんな話があったよね。鼻炎薬買うと「ベラドンナ総アルカロイド」って書いてあったりするでしょ。あれがそう。一応鎮静剤として入ってるらしいんだけど、こんなの飲んでて大丈夫なのかな(笑)。
<2000.03.01>