カテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)生合成の前駆体で、活性型物質として脳、心組織などに広く分布している。「やる気」とか「恋愛感情」を支配していて、大脳皮質に分泌されるドーパミンが大脳新皮質に達したとき「ときめき」とか「カリスマ」を感じる。作用は、大枠で言うと血圧調整に関わっている神経伝達物質(ニューロン・トランスミッター)。で、増え過ぎると本態性高血圧症、慢性腎不全になって、減っちゃうとパーキンソン病になってしまう。このドーパミン、アンフェタミン系の物質を反復して取り続けるとバシバシ出て来てとまらなくなって、精神分裂病っぽい精神病になるということなんだけど、抗精神病薬によく反応して治癒するらしい。だからって、過剰摂取して良いって訳じゃないんだけどね。
<2000.03.08>