北極圏にある大きな島、グリーンランド。この土地の土着の人々の間に伝わる伝説の国、セル・ミク・シュア『遊魂境』。この土地の伝説の何が凄いって、魂とか霊魂とかがいるってのじゃ無くて死体が暮らす国として言い伝えられていると言う事。この辺が、極楽浄土とかAGHARTAとかとは違って不可思議きわまりない所では無いでしょうか??あくまで、こういう風だと伝説としか思えないのが常なんだけど幾つかの結構信憑性のある事例もあるみたい。ただ、この国があるとされているのはグリーンランドでも最奥地の吹雪吹き荒れて誰も行けないような土地だからなかなか真実の程は......。しかし、そういう国があってもおかしく無いのかも知れないね。今の死と言う概念は、人々が信じる事によって相対化された概念なんだから。
<2001.11.23>