« 2001年11月 | メイン | 2008年1月 »

2007年12月 アーカイブ

2007年12月 4日

光学姉妹【Optical Sisters】

現在、OFUSA JUNICHI氏とSUZUKI KENSUKE氏の2名からなるVJユニット。
僕にとっては、ここに有限会社を抜けたFUKE KIYOMI女史は必ず入るものだと思っている。
アナログをあくなきまでに愛し、デジタルに移り変わってもやはりアプローチはアナログチック。
そこに、『アイ』があると思う映像ユニット。
この人たちが入ってきた事で、HEAVENS DOORも活性化。
撮り溜めたリアルな映像と、他では見ないようなレアな素材。
そして、KENSUKE氏の紡ぎだす狂気を孕んだ『コトバ』の渦がフロアに新しくも懐かしいカオスを叩き込む。

■OFFICIAL SITE : "Optical Sisters"

ロキソニン【Loxonin】

071204_loxonin.jpgロキソプロフェンナトリウム。

消炎鎮痛剤(プロピオン酸系)。

プロスタグランジン(PG:炎症や発熱を引き起こす物質)の合成酵素「シクロオキシゲナーゼ(COX)」を阻害し、プロスタグランジンの生合成を抑制。

非ステロイド抗炎症薬(NSAID)。

適さないケース..アスピリン喘息、消化性潰瘍のある人、重い血液の病気、重い肝臓病、重い腎臓病、重い心臓病(心不全)、妊娠末期の人など。

空腹時の服用は避ける。

腎臓、肝臓、胃腸に負担がかかるので内臓が弱いんだったらアレかも。

胃腸は、同時に胃腸薬を飲む事でカバー。

2007年12月 6日

ベルガモット【Bergamot】

bergamot.jpg個人的に、この存在を知ったのは『アールグレイ』。
そう、あのお茶の爽やかで魅惑的な柑橘香はこの果実と言うか果皮から得られるもの。
学名は、"Citrus bergamia"。イタリア原産の柑橘類。
ここで言うベルガモットは、紫蘇科のベルガモットではない。
レモンと同様、花弁は5枚(と言う事は、蜜柑系ではなく檸檬系)。
精油の中には、『ベルガプテン』って成分が入ってるんだけどこれが感化性がある上に日焼けの原因になるので肌に使う事が明らかな場合はこれが入って無い精油を使う必要がある(オーデコロンとかの場合ね)。
精油の主成分は、モノテルペン(C10)アルコールの一種の『リナロール』とそのエステルである『酢酸リナリル』。
何しろ、とっても良い香りなので好きだと。そう言う話。
<2007.12.06>

エステル【ester】

酸とアルコールの化合物(脱水縮合)。
酸とアルカリの化合物は、塩。
なので、エステルを加水分解すると酸とアルコールになる.....はず。
有名なのは、油脂を加水分解して「脂肪酸」と「グリセリン」に分解する方法。
(媒介として良く使われるのは、水酸化ナトリウム水溶液:強アルカリ。個人的にこんな危険物を「石鹸作り」のためだけに気軽に手に入れて使っていると言う状況に驚きを禁じえないのですが)
この分解したグリセリンで、石鹸作ってます(油脂+水酸化ナトリウム=脂肪酸ナトリウム[石鹸]+グリセリン+水)。
ちなみに、手作り石鹸を作る人たちがそれを好む理由の一つにこの「グリセリン」がそのまま一緒に練りこめると言う理由があるようで。その理由は、グリセリンの保湿力にあるようです。また、石鹸の透明化剤としても機能するため手作り石鹸は透明になると言う話。
柑橘の香りの元の一つとなっている酢酸エチルや、りんごの香りの元となっている吉草酸アミルとか、まぁ色々エステルはあり開発時にはそれを総称して「エステル香」と言っていたのを今思い出した。
エステル香とは、醸造業界ではフルーツ臭の総称として使われているので。
馬鹿ブロガーたちが、「恐ろしい化学物質」とかほざいてる物質の殆どはそもそも食品や香りの組成だったり味の組成するんですが連中は「頭脳」を使う事をせず恐怖訴求の書籍を鵜呑みにしてるので頭の良い人たちはこう言う馬鹿げた「現代の神話」にあんまりだまされないように気をつけてください。
まぁ、あんまり知っちゃうと味わいの楽しきとかから離れちゃうのでこう言う知識は程ほどが良いのかもですけどね(苦笑)。
<2007.12.06>

グリセリン【glycerine】

分子式=C3H8O3
3価アルコール。
日本では過去タバコの葉の保湿剤として使われていたが、現在ご存知の通り煙草はあれなので急激に需要が落ち込んできている(ニーズが減ったため、コストのかかる石鹸廃液からの回収はほぼゼロ)。
石油由来の合成グリセリンと、植物由来のグリセリンの二種類がある。
前者は主に医薬品、後者は主に家庭用として。
ただし、最近はバイオディーゼルと言う狂気の妄想の普及により穀物をガソリンの変わりに使うと言う壮大で馬鹿すぎな使い方を欧米人が始めたので途中過程で出来る植物由来のものの普及率が異様に上がっていると言う理由で市場に植物由来のグリセリン資材がだぶついていると言う事情もあったりする。
ただ、ここから出てくるグリセリンの質は決して高く無いのでそこは含みおき。
欧米の馬鹿たちが食料自給率についてどう考えているかと言う話は、また別のトピックにて。
<2007.12.06>

石鹸【Soap】

毎日、色んな用途で使っているアレ。
脂肪酸の塩(脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム)の総称。
材料となる脂肪は、中性脂肪(トリグリセライド)。
界面活性剤(油汚れを落とす)。
wiki読んで知ったんだけど、「細菌の細胞膜やウイルスのエンベロープを破壊する」らしい。

家庭で作るのも最近流行ってるが、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)という劇物を使うため慎重な作業が必要。
ガスが出るし、温度が800度くらいまで上がるし。
個人的には、そんなまでしてやら無いでなるべくエコな感じのモノを買うほうが実はエコなのではと思ったりする。
簡単に言うと、苛性ソーダを水に溶かして(この時にガスが出てかつ温度がべら棒に上がる)その中に廃油を突っ込んでドーンと混ぜて1ヶ月間放置(その間、何度も混ぜるみたいだけど細かい事は個人サイトでも見て下さい)。
ただし、このままだと不純物満載なので塩析を行って純化しないと人体に使うのはアレな感じ。
(特に、苛性ソーダの残留は怖いなと思うことしきり。あくまで個人的にそう思うだけですけど。)
ちなみに、私はEM石鹸を洗いモノに使ってますがこれも多分塩析はして無いだろうなぁと。今思った。
多分、苛性ソーダの量を少なめで調整すれば残留量を限りなく少なく出来るんでしょう(あくまで予想)。
参考までに、加熱と塩析を行わない方法を「コールドプロセス」と言います。
この辺、については何が正しいのか正直解らんのですが「鹸化率100%」が素晴らしいとするサイトと「鹸化率90%」位じゃないとまろやか(保湿力と言う意味で)じゃないとするサイトがあり。
個人的に、グリセリン量は塩析しなければ保てるんで鹸化率は100%でも保湿力高いんじゃないかと思う事しきり。
正し、家庭で作る場合は苛性ソーダの残留を極力防ぐために意図的に鹸化率を下回る計算でやる。
こんな感じかな?
色々見てて、このサイトのこの情報は凄い参考になりそうです(使用は自己責任で......)。
■ukiukiせっけんライフ:石けんシュミレーション
<2007.12.06>

2007年12月 7日

中性脂肪【Natural Fat】

脂肪酸とグリセリンの、エステル(脱水縮合)化合物。
モノグリセライド、ジグリセライド、トリグルセライドが存在。
人間の血中にあるのは、大概トリグリセライド(トリアシルグリセロール)。
動物性のものは飽和脂肪酸(炭素鎖に二重結合や三重結合の無いもの)がベースなので、常温で固体である事が多い。
植物性のものは、不飽和脂肪酸がベースなので常温で液体であることが多い。
(あ、だから酸化するのか!:獣脂は飽和状態なので酸化しない)
エネルギーは、糖質の2倍以上。
コレステロールとは、別物。
ちなみに、食物摂取以外にこれは肝臓でも作られる。

『白パン、白米、麺類、菓子パン、クッキー、ケーキ、清涼飲料、炭酸飲料、お菓子やアルコールの過剰摂取』

これが原料(人間の体内では)。
これをたくさん採ると、膵臓でインシュリンをガンガン作って消化しようとする。
で、インシュリンが間に合わなくなると血中に肝臓から中性脂肪を送り込むと言うシステムらしい。
<2007.12.07>

2007年12月10日

4×5判【しのご】

4インチ×5インチのサイズ。

うちらの業界とかで、商品撮影に使う標準的なポジフィルムのサイズ。
大体、B全ポスターに使う商品くらいならこのサイズのポジでオケーな感じ。
壁面ポスターとかは、『8×10判【バイテン】』を使う事が多い。
これよりちょいとちっこいサイズで撮るときに使うのが、『ブローニーフィルム』。
6cmの幅のロールフィルム。

出刃包丁【でばぼうちょう】

主に魚を下ろすときに使う、刃の分厚い包丁。
何せ、ごつい作りなのでちょっとやそっとでは駄目にならない。
なので結構激しい使い方にも使えますが、骨を叩くときは根元で。
刃は、片歯(片方だけ磨いである)。
なので、魚を三枚に下ろすときとかに鎬【しのぎ】(切り刃と平の境目の稜線)を上手に利用したり出来る。
小魚にあたるときは、小出刃とか船行出刃を使うと良い感じ。
うちで上手く鮪がさばけなかったのは、多分三徳包丁を使ったから。
早めに手に入れる事を、ここに誓います。
(洋包丁の筋引でも良いのかも知れんねぇ)
<2007.12.10>

2007年12月16日

ベルガプテン【bergapten】

ラクトン(環状構造を持つ有機化合物のうち、分子の環の一部としてエステル結合を含むもの:ヒドロキシカルボン酸の分子内環状エステルであり、環の一部として -CO-O- 基をもつ)の一種。
フロクマリン誘導体。
強い光感作効果(光毒性:紫外線を吸収し炎症を起こす作用)あり。
ベルガモット油、グレープフルーツ油、オレンジ(ビター)油、ライム油などに含まれる。
同じ柑橘類でも、オレンジ(スィート)、マンダリン、タンジェリンの精油には含まれないと言われている。
屋外に出る時に使いたい場合、フロクマリンフリー(FCF)を使う。
<2007.12.16>

ヒドロキシカルボン酸【hydroxy carboxylic acid】

ヒドロキシ基(−OH)を持つカルボン酸の総称。
脱水反応を起こすと、ラクトンや不飽和カルボン酸を生成。
個人的に、聞いた事があるなぁと言うのは下記の通り。

◎乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、ロイシン酸

<2007.12.16>


2007年12月21日

DPNYC【DOUGHNUT PLANT NEW YORK CITY】

まぁ、最近の流行なのですがそのさきがけの一つともいえるドーナッツ屋さん。
1910年に、Herman Isreal氏がミネソタのパン工場で働きだしたのが始まり。
1918年にパリにわたり、時は第一次世界大戦中だったんで陸軍のパン工場でまたパンを焼く日々。
1934年、ノースキャロライナのバーリントンにHerman氏がパートナーのLeaさんとパン屋をオープン。
1935年に、グリーンズボロに移転してペストリー(大体の意味は菓子パン)の店をオープン。
この辺から、息子のMarvin氏が学校から帰ったらその菓子パンのソースがけ(glaze:日本的に言うと、コーティングなのかな?)を手伝い始めたんだとか。
時は流れ、1994年にそのMarvin氏の息子で現オーナーのMark氏がNYCでDAUGHNUT PLANTを祖父であるHerman氏のレシピを再現して始める。
すげーなと思うのは、この後。
彼は、Lower East Sideに工房を構えるんだけど徹夜でドーナッツ作って朝にコーヒーショップとかに自分の自転車でデリバーしてたみたいで。
その先と言うのが、今東京では高級スーパーの代名詞となりつつあるあのDean&Delucaだったりイタリア移民からの叩き上げでブルックリンの野菜スタンドから一代であの高級スーパーチェーンを創り上げたBalducciなどなど。
この辺を見ても、味もお墨付きだったんでしょうねぇ。

そんな時期を経て、兄弟や親に資金提供を受け2000年にマンハッタンで今の形のお店をオープン。
2004年には、日本人のレストラン経営者後藤順氏の尽力により東京で一号店(白金台)をオープン。
2005年には、日本のDPNYCでベーグルが売られ始めるんだがこれは彼の祖母のLea女史のレシピが使われてるそう。

オーナーのMark氏は筋金入りのベジタリアンらしく、口癖は「Eat More Greens!」だそう。
その割には、結構油多いなとw。
NYCに行くことがあったら、マンハッタンのお店に寄ってみたいと思う今日この頃。
2007年11月29日には、韓国にも一号店がオープンした模様。
<2007.12.21>

About 2007年12月

2007年12月にブログ「NOISE's DICTIONARY」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2001年11月です。

次のアーカイブは2008年1月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。