シオニズムに対するイスラム社会の反発

『イスラエル「欧州に移せばよい」 イラン大統領が発言  2005年12月09日10時16分
 イランのアフマディネジャド大統領は8日、イスラム諸国会議機構(OIC)首脳会議出席のため訪問したサウジアラビアのメッカで記者会見し、「ドイツやオーストリアなどにシオニストの場所を移せばよい」と述べ、イスラエルの欧州移転を主張した。大統領は10月の反イスラエル発言で国際社会から強い反発を受けており、今回も新たな波紋を呼びそうだ。
 国営イラン通信によると、大統領は「ヒトラーは罪のないユダヤ人数百万人を殺したと欧州の国々は言い、疑う者を非難して投獄している」と、ナチスによるユダヤ人虐殺(ホロコースト)の規模に疑問を示した。そのうえで「欧州がイスラエルを支持する正当な理由として、ユダヤ人殺害を受け入れることはできない」と述べた。
 10月の「イスラエルは地図から消されるべきだ」と発言に、欧州各国から強い反発を受けたことを念頭に発言したとみられる。
 イスラエルを認めないのは、79年のイスラム革命以降のイランの国是。イスラム教徒としてパレスチナへの連帯から、革命初期のイラン指導者は金曜礼拝などでこうした発言を繰り返し、学生や市民が参加する反イスラエルデモは現在も毎年続いている。 (article from asahi.com)』
イランの大統領である、アフマディネジャド氏がまたメッカでイスラエルに関する発言をした。
これは、また議論を呼び起こしそうだ。
ただ、僕は違った意味で彼の発言を支持する部分がある。
「欧州がイスラエルを支持する正当な理由として、ユダヤ人殺害を受け入れることはできない」
と言うくだりだ。
全くもって、そのとおりである。
本来、イスラエルというのは土地を指すものであって国家の名前を指すものではない。
従って、エルサレムの地はヨーロッパ系ユダヤ教徒のみの為の場ではなく旧約から派生したすべての宗教「ユダヤ教」「キリスト教」「イスラム教」にとっての共通の聖地であるべきなのである。
現在、多くの勘違いがあるがイスラエルを動かしているのは一部のヨーロッパ系ユダヤ教徒の流れを汲むもの達で一般にアシュケナージユダヤ(カザール人)と呼ばれている人たちである。
本来、祝福を受けたユダヤ12部族の始祖であるアブラハムの子孫ではない。
彼らの子孫は、実際のところあのパレスチナの民なのである。
その辺が、問題をややこしくしてるんですよね。
多分、カザール人がウズベキスタン方面に帰ればユダヤ教徒がイスラエル界隈を掌握してもイラン等のイスラム国家は文句言わないと思うので。
結局のところ、欧米人の利権がらみの国家なんですよね。現在のイスラエル。
なので、僕もこの国家のあり方を指示することは出来ません。ユダヤの地は、ユダヤの民に返そうよ。

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