【Music】昨日聴いた、あの曲:『STARDUST / My Little Lover』060123

僕は、あまり邦楽に興味が無い。
これは、実のところ小学校時代から。
皆が『平凡』や『明星』を読んでいるさなか、見ていたのは『fm FAN』だったり『キーボードマガジン』だったり。
別に、かっこつけていたわけでもなく鍵盤を弾いていたので自ずとそうなった。
今振り返ってみれば、佳曲もあったのだろうがどうも興味がもてなかった。
もちろん、ベストテンなんかもちゃんとみたことが無い。
考えてみれば、そもそも生き方自体がそのころからサブカルチャーだったのかも知れない。
そんなわけで、流行っていたものを知らずに時を過ごしかなりの時が経ってからその美しい曲に気付くという事がある。
今回は、『信州湯けむりsessions』でCaptainBOBが最後にかけたこの曲:『STARDUST / My Little Lover』。
非常にロマンチックな歌詞、そしてメランコリックなメロディー。

2006年1月22日の風景。
ちょうど、DJ 入れ替わりですね。
2006年1月22日の風景。ちょうど、DJ 入れ替わりですね。BOBさんは、オレンジの後ろ姿の人です。しかし、このVJ軍団が壮観!

何しろ、僕が好きなのはこのコード展開。
マイナーで、ストレートでないこういう展開が1番心に刺さる。
プロデューサー、小林武史氏の独特の節回し。そして、VocalのAKKOの切ない響きを備えた歌声。
これがマッチして、一つの世界を作り上げている気がする。
何だか、ある意味日本人らしい音。
1982年の杏里に始まり、様々なアーティストを手がけてきた彼の集大成でもあるのか。
なんにせよ、心に刺さる良い音であったことは確か。
今はお決まりともなってるが、音楽関係者にありがちなエコ系の運動家になっている様ですね。
影響力のある人々が、こういうことをやることは一応否定しません。
本来、ああいう場にマッチするはずも無いのだけれども何故かしっくり来ていることが不思議。
それが、CaptainBOBの才能なのかと思ってみたり。

写真引っ張り出して改めてびっくりなんですが、蟹三昧だったんですね。この日(笑)

【追記】何故か、この記述が定期的に検索に上がるようです。理由はわからないけど。マイラバについては、この後結構聴くようになったこと、またお仕事でラジオを担当することになり邦楽についてはかなり深く聴き込むことが増えました。小林武史さんについて、どうしてもいろいろ引っかかることがあって手放しでは好きになれないのですが、でも彼の楽曲と描く世界には深く共感することが多いです。そういう意味でも、音楽の力ってすごいよなーと思うのです。日本の音楽を聴き込むことになったことの一番の要因は、クリス・ペプラーさんとの出会いかな。2年間お仕事を一緒にさせていただいたのですが、本来かなり洋楽に強い方なのに邦楽もしっかりと聴き込み、毎週の収録時にそれぞれのゲストのヒストリーに合わせたトークを繰り広げる。あの番組の収録と、その後のお話でかなり勉強させていただきました。そういう意味でも、「OTOAJITO」には長く続いて欲しいと思う個人的な願いを込めています。(2019/03/24 Noise)

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