非常にクローズな場だからこそ出来る面白い実験
『東急電鉄と産総研、ICカード乗車券で沿線商店街の来店促進実験
2006年02月07日 12時58分
東京急行電鉄(東急電鉄)と産業技術総合研究所(産総研)は2月8日より、非接触型ICカード乗車券を利用した沿線商店街の来店促進活動を実証実験すると発表した。
東急電鉄世田谷線のICカード乗車券「せたまる」に、産総研の開発した非接触型ICカード用情報入出力システムを組み合わせて運用する。鉄道会社がICカード乗車券を利用して地域商店と連携するのは全国初の試みという。
世田谷、下高井戸など世田谷線の主要6駅に、非接触型ICカードのリーダー/ライターを組み込んだ電子ポスターを掲示。乗客がICカード乗車券でポスターに触れると、下高井戸駅近くの映画館「下高井戸シネマ」の料金を割引く電子クーポンを発行する。
乗客は、同映画館にある専用リーダーにICカード乗車券で触れることで、電子クーポンを利用できる。また館内にも別の電子ポスターを掲示。同様にICカード乗車券で触れると、下高井戸駅近くにある複数の飲食店の料金を割引く電子クーポンを発行する。(article from NikkeiBP)』
最近考えていたんだが、ICカードが普及するのは便利で良いのだけれどもバスカードなどと統合すると割引サービスが無くなると言うめっちゃ痛い話があるなぁなんて考えてた。
そんな中、この話は歓迎すべき話。
所謂クーポンと言うのは、最も分かりやすい形でのプリペイドに対する利益還元サービスかと。
マイルなんかでも良いんだけど、どっちかと言うとこの方が直接的で分かりやすい。
そう言う意味で、大歓迎!
まずは、映画館からと言う事だけどそのうち一定の割引とかキャンペーンとかにも使えそう。
同時に、このサービスによって地域全体の活性化に繋げられそうだと言うのが僕の注目するポイント。
これ、suicaとか新しい私鉄共通カードでは出来にくいサービスだよね。
あの手のゼネラルなICカードで、如何にサービス出来るかと言うのは別の話。
こちらはこちらで、あり方を考えてもらう事に期待です。