【Appetite】てんぷら みかわ(八丁堀)060609
これも、2004年初頭の日記ですね。
天ぷらネタ。
会社の近所の八丁堀の天ぷら屋さんの話。
天ぷらは良いよね、江戸の香りがするから。
『何だかとりあえず仕事は忙しいけど、心は平安の日々をすごしてます。
切羽詰って、追い詰められる様な事が減ったからかな?
今日は、お昼に八丁堀の「てんぷら みかわ」へ。
本店ではなく、支店だったのですが天丼を美味しく頂きました。
何だか、有名なお店らしいですね。
美味しくとは書きましたが、ちょいと焦げすぎなのは難かな?
後、揚げたあとに即効板場の奥に下がって店員同士しゃべるのも如何なものかと。
やはり僕的には、天麩羅は「天ぷら つな八」が一番かもしれません。
いやすさと、接客の良さ。
お金を払う上で、お店自体の空気と言うのも非常に重要な要素です。
意外に知られて無いかも知れませんが、てんぷらは日本独特の料理じゃ無いです。
元はと言えば、カステラと同じく戦国時代に宣教に来た宣教師達によって持ち込まれたもの。
いろいろ読んでて多分これじゃ無いかなぁって思うのは、御復活の前40日間の『テンポラーダ』。
この期間、ポルトガルの人達肉を食べないで魚を揚げたものを食べて凌ぐみたい(ある種の断食だと思って下さい)。
それを見た日本人が、「なにそれ?」って聞いた返答が『テンポラーダ』って言ったのを聞き違えたというもの。
こういう習慣が無い日本人に、適切に説明する言葉が無かったので儀式を説明したらそれを料理名と勘違いしたってのは合点が行くので。
この習慣は、今でも僕らカトリックの間には『灰の水曜日』からの四旬節って形で残ってます。
ちなみに、『天麩羅』って字をあてたのは山東京伝だとか。
その話、ここに詳しく書いてます。
・てんぷらのなぞ
僕、個人的にテンプラはやっぱりごま油で揚げた香り高いやつが好きです。
所謂、江戸前。
そう言う意味で、なかなか家では出来ませんね。
あ!それと抹茶塩も良いですね。』
【追記】この時書いた、「みかわ」の八丁堀支店は既に閉店。茅場町の本店も、一部のサイトでは閉店と書かれていて。というのも、改めて写真を上げたのは本店の方の写真なのですが、本店は本当に美味しかったんですよね。多分、畳んで江東区の「みかわ是山居」に映ったんでしょうね。山本益博さんが、サライの記事に「通っている」と書いていました。個人的には、八丁堀の天ぷらだと「躍金楼」が一番好きでした。過去、このお店のエントリーも書いた記憶があるのですが、なぜか見つからず。間違って消したのかもしれません。残念。また行って、記事を書こうかな。(2021.01.11 Noise)