ワインの話:バローロ【Barolo】

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僕は、欧米の料理では殊更イタリアンが好きです。
様式美の世界でそれほど新しさが無いと思われがちですが(フレンチと比較して)、実はそれだからこそ深く料理人そして素材によって様々な顔を見せてくれる楽しい食事だと思ってます。
和食とは違う、何となく陽気な様式美。
そんなイタリア料理ですが、このイタリアの赤の中でやはり特筆すべきは僕的には『バローロ【Barolo】』かなぁって思ってます。
キャンティ好きからは、ブーイングが起こりそうですけどねw。
■バローロ【Barolo】
産地:ピエモンテ州バローロ地区(アスティ、バルバレスコの下流)
ランク:DOCG(Denominazione di Origine Controllata e Garantita)
品種:ネッビオーロ種
このワイン、土臭くて重いです。
土臭いと言う表現は、別に比喩とかではなくて正にそう言う感じ。
何かしらないけど、ネッビオーロ種のワインは皆こんな感じの印象。
メルローは繊細で女性的、カベルネはエレガントで華やかだけど芯があって貴族の男性的。
で、このネッビオーロの印象は僕的には頑固だけどまじめに作物を作っている暖かい農夫のイメージ。
そう言う感じです。
土臭いけど、それが決して嫌みではなくてトリッパなんかと合わせると実に絶妙。
そう言うワイン。特に、このバローロは他のピエモンテ州のワインの中でも抜きん出て土臭く癖がある。
そんな所が好きです。
ちなみに、このバローロ地区の人口はWikipediaによると679人!!
少ないねぇw。
ピエモンテと言う地名ですが、「ピエ=足」「モンテ=山」と言う事で山の麓と言う意味。
こうやってみると、結構間抜けな名前だ。
そんななので、やっぱりこの土地は山に覆われている感じ。
が故に、農業も盛ん。

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2件のフィードバック

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