【Appetite】ワインのブレンドをお仕事で体験してみたり
本日、朝っぱらからワインの講習会。
オーストラリアから、とあるワイナリーの白ワインの醸造責任者の方がいらっしゃって講習会を開いてくれました。
社員限定。
一応、私ワインアドバイザーって資格もってたりするんですよね。
何気に。
さて、今日の御題はそのワイナリーの歴史だったり販促の話だったりもしたのですが。
やはりメインは、ティスティングとブレンド!
本日のワインは、「EDEN VALLEY リースリング」「CLARE VALLEY リースリング」「ADELAIDE HILLS シャルドネ」の大きく3種類。
特に、3種目のシャルドネに関しては同一畑から取れたものを5種の違った条件で醸造・熟成したものがティスティング出来るという非常に珍しい機会。
てっきり忘れてたんですが、ちゃっかり参加してきましたよ。時間は無かったんですけどね。
「マロラクティック発酵」したものととそうでない普通の発酵のものが、ああも違うというのはなかなか知る由も無く。
「マロラクティック発酵」=「乳酸発酵」ということで、「リンゴ酸」のアタックの強い酸味が緩和されてバターやヨーグルトのような柔らな酸味に変わるということが比較で初めて判りました。
なかなか、こういう比較をする機会ってないですから。
「フレンチオーク」「アメリカンオーク」の違いは、正直良く判りかねたんですが後者の方が強さがありました。
フレンチの方が、よりまろやかな感じ。
アタックの強すぎるものは、自分的にはあわないということなのか?それとも体調なのか?
その個性あふれるパーツを組み合わせることによって、ブレンドワインは出来上がるんですね。
ブレンドと言っても、今回のは超高級ワインなのであくまで畑は一緒で発酵・熟成の違う個性のあるワインの組み合わせに寄る妙。
最終的に昨年アンリリースで作られたものを飲ませて頂いたのですが、これが絶妙。
複雑さの中に、果実の個性が際立つ仕上がりになってました。
若々しさは時に酸味の強さに繋がるのですが、その刺が無いということが凄かった。
あ、そうそう。
調べてて知ったんですが、「リンゴ酸」って乳酸の分解を促進してくれるけど同時に「ビタミンC」を破壊するのね。
知らなかった。
風邪の時にリンゴを食べたりしますが、一緒にビタミンC取らないと回復力は落ちそうですね。