【Culture】アガスティアの葉

インドの預言者が、自分の予言を求めてやってくる全員分の予言をpalmyra【パルメーラ】の葉に書き取って残したといわれているもの。
この手の話は、確か西蔵【チベット】にもあったように記憶してます。
僕は、人生には予定調和というものが存在しているとも思うけどその予定調和は運命とはまた違い選択は無限にある中でタイミング・周囲の環境・そのときの気持ちあらゆる要素が絡み合いながら未来を紡いで行くものだと信じているので。
予定調和は、その中でも周期を伴う相互作用によって起こる波のようなものでは無いかと思ってます。
そういう意味で、5000年前のおっちゃんにはやっぱり予測できない事実の方が多いのかなぁとかね。
思想や教義は生きる指針を指し示してくれるけど、結局選択するのは自分なので。

200606 heaven
夢は人によってそれぞれ違うもの。願う未来は、どんな色なんだろうね。

最近知ったのだが、このアガスティアの葉の検索の代行サービスと言うものが存在すると言う。
そもそも、その預言者はある特定人物の予言は何個も書いているはずも無く一つしか書いて無いと思われる。
が、アガスティアの葉を使った予言を行う託宣所は無数にあると言う。
各代行サービスは、「信頼性の置ける場所に」とは書いているがたった一枚しかない予言をその「信頼の置ける場所」が持っていると何故いえるのだろうか?
そのこと自体が、既にパラドクス。
僕は、占いは必要としている人が必要に応じて受ければ良いとは思うけどその結果に従ってその人が生きることは本来あるべき選択を狭める結果にいたる可能性が高いのでよしとは思わない。
ましてや、人の上に立てるような徳のある人と直接対話して得られた答えならまだしもほぼそうで無いといえるような結果ならなおさら。
何故、人はかくも弱いのだろう。
一人一人には、誰にも置き換えることの出来ない自我と自己と存在と価値と才能と魅力と多くの個がありそれは揺ぎ無く誇りあるものであると言うのに。

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