【Society】国家予算に興味を持ったので
最近、ホワイトバンド関係で色々調べ物してて国家予算に興味を持ったので調べてみました。
まぁ、ざっくり勉強はじめたばかりなので
『貧困削減のために援助の額を増やすことが責務であること。国際目標である対国民総所得比0.7%達成に向けた具体的な日程を明らかにすること。』
って話関連で、国家予算を調べてみました!
さて、日本は本当に努力してないのか?
これみて、考えてみよう♪
■平成17年度 予算フレーム
○歳入
・税収:44兆0070億円
・その他収入:3兆7859億円
・公債金:34兆3900億円(公債依存度41%:去年より2兆2000億円減ってます。)
計:82兆1829億円
○歳出
・国債費:18兆4422億円(去年より8737億円余計に返してます)
・地方交付税など:16兆889億円(昨年比:4046億円減)
・一般歳出:47兆2829億円
・NTT-B事業償還時補助:3689億円(あら!NTTの費用も国庫なのね)
計:82兆1829億円
単純に見ると、34兆3900億円借りて18兆4422億円返してるのでこの時点で16兆円余計に借金が増えてます。
従って、普通の生活者としてみるのならこの国のお財布は本来予算として47兆7920億の収入から18兆4422億の借金を返しているので29兆3498億円のお金で本来運用するべきだと言えます。
借金を増やさない健全経営をするのならね。
さて、この一般歳出の内訳を見てみると。
■17年度一般歳出概算(財務省原案)
・社会保障関係費:20兆3786億円
・文教及び科学振興費:5兆5899億円(科学振興費:1兆3047億円)
・恩給関係費:1兆693億円
・防衛関係費:4兆8563億円
・公共事業関係費:7兆5310億円(昨年比:2849億円減)
・経済協力費:7404億円
・ODA:7862億円(昨年比:307億円減)
・中小企業対策費:1704億円(昨年比:278億円減/下げ率28.1%!!)
・エネルギー対策費:4954億円
・食料安定供給関係費:6723億円
・産業投資特別会計へ繰越:710億円
・その他事項経費:5兆2083億円
・予備費:3500億円
・調整財源:500億円
計:47兆2829億円(昨年比:3491億円)
むー、大変ですねぇ。
これでは、援助どころでは本来無いはず。
29兆3498億の財布から1兆5266億円ものお金を経済協力の為に使っているという現実が見えてきました。
そう、単純計算で5.2%ものお金をここに裂いてるんですね。
これって、凄いと思うよ。
要はさ、20万給料貰ったら10400円を他の人の援助に使ってるわけです。
これでも、この国は努力していないと言えますか?
調べてみて思ったけど、偉いことやってんなと思いましたよ。
僕は。
人に金援助してる場合ではないのに。
【追記】平成27年度の一般歳出概算における「社会保障関係費」は31兆5,297億円。実に1.5倍まで膨れ上がっています。そんな中、未来への投資となる「文教及び科学振興費」は5兆3,613億円で目減り。色々言われている「防衛関係費」は、4兆9,801億円でほぼ据え置き。いかに、この社会保障費が重くなって来ているのかがわかります。「切り捨てか!」などと言われて叩かれることが多いお話ですが、現実的な数字を見ると国として国家を維持して行くという経営の概念で考えると「これまでと等しく」という支出を出来ない事は当たり前の感覚なのではないかと自分は考えます。そうなると、「優先すべき社会保障関係費」とは何かというと持続可能な社会という視点では「未来へつなぐ教育と子供への福祉」となるでしょうし、働き盛りの世代の減税と高齢者医療費の削減となるのではないかと思います。ここでバランスを見なければいけないのは、高齢者をどうケアするのかという事でいうと「医療費は削減するが予防費用と介護関係補助費用を増額する」という選択なのではないかと思います。これは、結果としての「雇用創出」に繋げていくことができますしその結果「経済」が回ることになります。今の介護業界は、きつい割に給与が安いという問題があります。これは、予防医療を含めた介護関係費用を行政が抑えた結果なのですが、ここを是正し給与体系を大幅に見直すという事で全体が改善するのではないかと考えます。あとは、保育関係者、学校教育関係者の勤務給与体系に見直しですね。これは、間違いなく国の中長期的な投資になりうる予算となるかと。当時の日記、発端はホワイトバンドでしたが、改めて経済を考える機会になりました。(2019/02/11 Noise)