谷中散歩

日曜日、天気が良かったので浅草を散歩しようとも思ったのですが山手線で回っているときにふと思いつき日暮里で降りました。
ちなみに、ここが番地的にどこに当たるのかなんて全く考えずにw。
降りてみたら、ここは谷中!
なかなか、良いところですねぇ。
谷中と言えば、谷根千の一つ。
江戸情緒を色濃く残すと言われる地区の筆頭。
良い意味で、下町情緒の残る町です。
てっきり、鶯谷界隈だけだと思ってたらここもそうだったとは!
と言うわけで、谷中霊園を中心に散策してみる事にしました。
写真は、駅の南口をでてちょいと登ったところにある『護国山天王寺』。
山手線の駅の真上に当たるのに、なんだかゆっくりした空気の漂うお寺さんでした。
外国人観光客とか来てるしw。
ここ、もともとは日蓮宗のお寺さんだったんだけど不受不施(僧は法華経を信じない者から決して布施・供養を受けず、信者は法華経を信じない僧に対して決して布施・供養を行わなず、教えも受けないと言う思想)を貫こうとしたため江戸幕府より弾圧を受け廃寺。天台宗に改宗した模様です。
宗教って、思想が伴うのでなかなか時代にそぐわない場合は大変な目にあってますよね。
調べてみたら、池上本門寺も当時同じように弾圧されたようですね。
ここで、ちょいとばかりゆっくりした後に霊園をフラフラ。
暑い夏なんだけど、木陰を歩くと涼しい感じだったので全く問題なし。
天王寺の五重塔跡を見たり、浄名院で八万四千体地蔵見たり、御蕎麦屋さん(谷中6丁目の「慶喜」)に寄って笊蕎麦食べたりしながら東京国立博物館へ。
若冲の展覧会をやっていたので、今回はちょっと見てみようと思って平成館へ。
なにこれ…….、恐ろしく混んでいるんですが。
国宝テンコ盛りの本館は、あまりにユッタリ見れて不思議なくらいなのにここは渋谷かと言う人ごみw。
ま、日本人は企画展好きだからね。
この勢いで、常設展にも興味を持ってくれると日本の美術館行政もより良くなるんですけどね。
まだまだ、それには時間がかかりそうです。

おすすめ

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください