【Party】旅の終わりに:『森音包響:しんおんほうきょう』part2
彼らの拠点は石川県。
過去、北陸でのパーティーと言えば『神楽』が思い出される。
それも、もう5年の昔になろうか。
今、一体彼らが何をどこでやっているのかは知らない。
でも、かれらの執り行う祭がとても濃く興味深いものであったことは噂に聞き及んでいた。
現在は、『HIKARI』が一番有名なのだろうか?
とはいえ、このパーティー自体もHPの存在すら見た事が無いので凸隊である事以上の事は正直分からない。
そう言う場所柄なだけに、大きな凸屋が存在しないのも事実。
という事で、僕らにはDJとしての参加と凸屋としての参加が今回望まれる事となった。
が、大変な事に今回もっちは『ゆらぎ』に参加する事が決定していたのである。
これには、正直「あ、やばいかも?」って言うクラクラするようなザワメキ感を覚えた。
しかし、自虐的というかそう言う場面の方が好きな性でもっちと話し合った上で今回は初の分散デコを試みる見る事となる。
今まで、『雪月華』のデコと言えばもっちと言う位にもっちに依存していたのだが実のところ考えていればそもそもの雪月華と言えば作り手的発想を持った制作集団。
結局、自分達が実は自走式戦車になりうる事をこの機会に確認する事が出来た。
そう、別に全てに於いてもっちのプランニングを待たなければならない訳ではあないという事なのだ。
これは、雪月華のメンバーにとっては実に大きな収穫であった。
『場』を如何に作るのか、そう言う事を自分達の頭で考えるという事のなんとスリリングで楽しい事か。
こういう大事な事を放棄してた事を、今更ながら残念に思ってみたり。
そうこうしているうちに、夕暮れを迎え本格的に祭の時間が深まり始める。
が、足らないものが目白押し……。
ここのところ、何だかすべてが用意されている予感に包まれて大事な道具を忘れる事が多かった気がする。
今回の、その骨頂と言うか…….。
「電気が無い」→「電工リールも必要数量無い」。
これは、さすがに痛い。
そんななか、電柱に電源がある事を発見。その後、下の駐車場界隈のトイレに15Aの電源が二口ある事も発見。
この場所から、エントランスまで大体60m強。
手持ちの電工リールは、2つ。
買いに行くしかありませんな、やる為には。
という事で、近隣のDIYまでぶっ飛ばすぶっ飛ばす。
8時閉店だと思っていたが、7時半。
ぎりぎりセーフで、店内へ。入ったとたんに、「蛍の光」。
急ぎ脚で、電工リールとブラックライトの管を探す。その他諸々、買い物をして占めて2万5千円。
「あうー、また大出費です。」
今月もまた、余裕の無い生活決定。ま、しょうがないね。
これは、僕らの凸資材として手元に残るので良しとしましょう。
戻って、バタバタしつつ暗くなってみるとやはり崩れかけの階段がどう考えても危ない事に気付く。
という訳で、フロアを尻目にまずは階段の照明を。これがさ、なかなか難しい。
というのも、上から照らすとまぶしくて見えにくい。かつ、全体を照らすような照明急勾配であるため難しくて出来ない。
で考えたのが、草むらにハロゲンをあててレフにしてエントランス手前の危ない部分については赤色の本来手元照明用のライトとピカピカランプ。
何気に、これだけでも全然行けそうだね。もう少し、きちんとした作りが欲しいけどこの際まぁ良しという事で。あるもので作るので、この辺でも十分でしょ。心に余裕があれば、もっと出来たなぁ。
それは、また次ね
やはり、何処での仕事を受けるにもきちんと道具リストが必要ですね。
それをきちんと作り上げて、きちんとそのギャランティーを頂く。
これが、凸屋としてはスマートなお仕事ですね。
で、フロアに上り最後の点灯へ。キモトとミヤが、寝ないで作ったストッキング凸に灯が入る。
「何何、これー!」
遊びに来てた人達が一気に集まる。
うんうん、これがデコや冥利に尽きる時間帯です。
モッチが考案したデコだけど、今回はもっち無しで造り上げましたからね。
やれば出来るもんですなぁ。
しかしながら、あのストレッチ布の竹のような凸は本当にフレキシブルに使えていいね。
照明として、凸として見事に生きました。
これに続けて、新しいアイデアをどんどん積み重ねないとね。
時は、ドンドン流れて行く訳ですから。
今回は、エントランスも請け負う雪月華だったりもする訳ですが何だかせわしなく時間が過ぎたなぁ。
でも、こういう時間の流れは充実していて好き!
お膳立てされた場に、ゲストとして入り込むのはどうも自分の性に合わないのかもです。
忙しすぎるのも、何だけどねぇw。
何はともあれ、殆ど開けるまでテントに入る事も無くエントランスとフロアの往復。
ジェネレータートラブルなど、色々あったりもしたのですがそう言う事でめげない人々が集まって作られたパーティーだけに大きな問題も起こる事無く恙無く終了。
それぞれの音を携えてこの地に集まった同胞たちが、また自らの居所に帰還する時間。
なんつてますが、結局一番遠いのは僕らという事で一番に宮島峡を離れる事に。
何だか名残惜しいけど、よねとの遊びの時間と車を帰す時間が…….。
Toru君、Feroomaちゃん、Acha君、USHIMARU君、SO-SYU君、ケンちゃん、マーちゃん達よりもちょいと早く現地を離れました。
みんな、ありがとね。
結局、あのあとよねの家でマッタリし過ぎて家に着いたら思いっきり日付が変わっていたばかりかミヤに至っては夜明け近くに帰り着くという始末。
何にせよ、計画的に動かないと駄目ですね。僕ら。
しかし、個々人のプレイに色んなカラーがあって面白かったね。今回も。
また、皆とゆっくり遊びたいところ。