【デジタル】MVNOと言うサービス
僕自身、いくつかのWEBMAILを使ってるんですが。
そんなかに、goomailがありまして。
その関係で、gooReserchにも登録しています。
で、その調査関係で初めて知った言葉『MVNO』。
まずは、以下「IT用語辞典 e-word」からの引用。
□読み方 : エムブイエヌオー
□フルスペル : Mobile Virtual Network Operator
□分野 : 通信サービス > 通信業界 携帯電話
携帯電話などの無線通信インフラを他社から借り受けてサービスを提供している事業者のこと。無線通信サービスの免許を受けられるのは国ごとに3〜4社程度しかないが、免許を受けた事業者の設備を利用することで、免許のない事業者も無線通信サービスを提供することが可能になる。
多数の社員用の携帯電話回線を企業と一括契約して通話料の公私区分サービスを提供したり、独自のデータ通信サービスを提供したりと、なんらかの独自サービスを付加して再販している事業者が多い。この点で、MVNOは単なる携帯電話販売業者とは異なる。
日本ではあまりなじみのない業態だが、ヨーロッパでは英VirginグループのMVNOである「Virgin Mobile」をはじめ、数多くのMVNOが存在する。日本初のMVNOは、法人向けの携帯電話回線ホールリセールなどを手がける日本通信である。
これ、僕が登録してる無線LANサービス「WIRELESS GATE」の携帯版って事みたいね。
アレを使ってるので、こう言うサービスには抵抗全然ないなぁ。
と言うか、多分便利だろうし。
で、日本通信のサイトを見てみたら早速3日前の7月31日にDOCOMOへ乗り入れ申し入れをしたと言う話がIR情報として公開されていたので読んでみた。
概要としては、「Docomoの通信使って通信したいけど、Docomoの通信はi-Mode通さなきゃならん。なんで、うちにその回線貸してi-Mode通さない通信やらしてくれない?要は、こっちインフラ整えるのあれなんで間貸しさせてくれ。企業だって、それ出来たら便利なんだしさぁ。」と言う趣旨。
現時点では、そのデータもi-Modeのサーバー経由でしか流せないんだけど秘匿性のある通信環境を創りたいのでインフラは使うけど基本サーバーをユーザーサイドに置けるようにしたいんだが。と言う話。
確かに、会社としては携帯を安心して利用できるようになるんだろうけど…….これ別にDocomoがサービスすりゃ良いんじゃね?
本来、パケットで飛ばすと言う行為や回線をデータが経由する時点で情報漏れの危険はゼロではない。
で、そのデータがi-Modeを通過しようがプロバイダ経由しようが専用線を引かない限りは情報管理の絶対性は守れないわけで。
この日本通信の話は、一聴すると「ほうほう」と思うけどよくよく考えると彼らが言う「セキュリティ問題」の解決は全くなしてない。
図を見て解ったんだけど、現時点のデータ経路で「DOCOMO無線ネットワーク」「日本通信接続機器」通るんだったら変わらないし。
メリット、あんまりないやんね。むー。
「WIRELESS GATE」みたいに、3社分すべて乗り入れで通信状況の良い回線を通して効率よくデータ通信とかいうのならもうちょっと現実味が出てくるんだけどね。
【追記】今でこそ、「UQ Mobile」や「Rakuten Mobile」などの格安SIMの普及で一般的になったMVNOですが、当時はまだまだこれからという感じで色々攻防があった事を覚えています。というか、この記事を書いた2007年当時はこんな形で通信が変化するなんて全く想像できていませんでした。とはいえ、Wireless Gateが立ち上がった当初から使っていたりで当時もデジタルに関しては最新の情報を常に探し続けていたし、できるだけ快適な環境でのネット接続を模索し続けていたなぁとか。ここで僕は懐疑的な事を書いていますが、実際の話この日本通信があったからこそ日本のMVNOが普及したのは事実なんですよね。そういう意味では、かなり日本のモバイル通信業界に貢献している企業だと思っています。ただ、最初に抱いていた疑念については今もそんなに間違ってないというのは僕的な見解で、通信の秘匿性って難しいよなぁって思ってます。(2020.04.30 Noise)