【Culture】art : ただいま、北斎展やってます!
東京国立博物館・平成館にて開催中。
ここでの展覧会は、毎回なんだかつぼw。
北斎って、海外での評価が高く日本ではイマイチであったため多くの初刷りが海外に流出しちゃってるんですよね。
残念なことですが。
もちろん、版木もセットでと言うのが重ねて残念なところ。
どうも、日本人というのは文化の価値判断に疎いというか。
現在流行っている漫画なんかも、キチンと保管すれば文化遺産となりえます。
■『北斎展』
場所:東京国立博物館・平成館(上野)
会期:2005/10/25(TUE)-12/04(SUN)
時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
毎週金曜は20:00まで(入館は19:30まで)
休館:月曜日
今回は、なんと言っても(個人的に)ゲストキュレーターとして永田生慈氏(太田記念美術館副館長兼学芸部長)が入っているというのが面白いポイントだと思ってます。
しかも、作品数はなんと500点!!
これほどの規模のものは、多分今回を逃すと最早一生ありえないのではないかと。
大げさな話ではなくて、実際この規模のものが過去に行われたのは1901年のパリ以来だから。
その上、肉筆画が130点って事も目を見張る理由。
いやー、良かったね。東京にいて。
そう思えましたよ。
『画狂老人卍』時代の作品なんて、もうKITTY GUYの粋に達してますから。
ホノルル美術館所蔵の北斎展を地元で見て以来だなぁ。
楽しみ、楽しみ!!
また、刺激を受けてクリエイティブの幅が広がりそうな予感。
これ見に行ったら、一気に制作に取り掛かろう。
多分、相当濃いつくりが出来そうです。
【追記】この時、僕が一番注目していたのは記載していますが大好きな太田記念美術館の有名学芸部長(当時)である永田生慈氏が参画していたこと。これって、浮世絵好きな僕にとって「これ行かずしてどうする!」っていう感じの事件だったんです。あれから、14年。永田生慈氏は昨年、2月に亡くなり彼のコレクション1,000点は島根県立美術館に所蔵されました。今森アートギャラリーで行われている北斎展にはこの永田コレクションが来ているのですが、多分これを東京で見ることができるのは最後の展覧会ではないかと思います。もし、たまたまこの日記にたどり着き、興味を持つことがあったのなら是非足を運んで永田氏の足跡を自分の目で確かめてもらえたらなと思います。浮世絵って、今の時代でいうとこのグラビアみたいなものなんですけど再度光を当てた永田氏だからこそ見ることができた地平がそこのあると思うのです。(2019/02/14 Noise)