【DIARY】年の瀬の望郷@旦過市場(小倉 , 北九州市)
僕は、北九州市の小倉と言うちょっと荒々しくて柄が悪いけど人情味があって祭が大好きな『飲む・打つ・買う』が当たり前の土地に産まれ育ちました。
そんな関係で、荒っぽい性格ですが小倉を離れて16年の月日を経てもやはり産まれ育ったこの土地我大好きだと言う事を改めて思い知りました。
そんな12月。
昨日、こっちに帰ってきたのですが本日は小倉の台所の一つ旦過市場に買い出しに行きました。
主な目的はおせちの材料の買い出しなのですが、僕にとっては何度も帰る事の出来ない地元の息災を確認すると言う精神的なミッションが主務だったりするのです。
この土地を離れて長くなり、街は日々刻々と顔を変え、その変化は『衰退』と言う言葉が最もふさわしく感じるような爪痕を残すのですが旦過だけは何だか懐かしい時代の空気を未だに匂わせているのです。
そういう風に思い続けていたんですが、その旦過にもやはり変化の波は訪れていて閉店となってしまっているお店がざっと見た感じ裏手を含めると2割。
そんな時代が来るなんて、高校時代は思いもしなかったなぁと思い返してみたりする年末となりました。
思えば、もう僕も36となる訳で同じ物が永続的に続くなんて事を想像できなくなってしまって久しい年齢。
でも、何となく自分の故郷だけは変わらず反映する事を願ってみたりするのが人情だったり。
ただ、小倉は本気でまだポテンシャルがあると思うんですよ。
小倉に無いのは、その街を束ねる強固なプランと行政の決断力と行動力。
10年先、20年先を見つめたプランにを投資をする度胸が商工会にあれば行けると思うんだけどね。
多分、今ある物と情報を再構築すれば博多並みとは言わないけれど博多の半分の規模に収斂する事が出来るはず。
ただし、もう一つ問題があって地元を知らない意味の分からんコンサルと建設業者を連れて来るのではなく福岡、山口、そして小倉を知っている人間がファシリテーターとなり「何があって」「何が無くて」「何を埋めるべきで」「どのような計画を立て」「どのような導線をひき」「どこから」「誰を」呼び寄せる事で街が発展するかを目先の利害関係とは別の次元で根気よく考えていく必要があると思うのです。
そういう意味で、mixiみたいな場所も面白かったりするんだけどね。
そういうコミュ、前あったもん。
ビジネスなんだけど、短期刈り取りを目指さないビジネス。
そういうのが出来れば、僕も参画したいな。
ちゃんとインフラの整備と情報共有環境の構築を考えれば、全ての関係者が小倉に居る必要は無いんだし。
沢山ある一個一個なんだか分からない風情と味を兼ね備えた商店街、意外に沢山ある観光地、ちょっとなかなかしっかりした公園、思いのほか発達した交通インフラ、ばくちの街にふさわしい公営賭博の数々と飲食店街、こ汚い昭和の香りの漂う飲屋街、駅をおりたあと真横に広がる風俗街(新幹線の駅では、唯一じゃない?)、現代の商店街とも言える今風店舗を繋げたショッピングモール。
そう、ここには東京や大阪の様な大都市圏とは違う独特の毒気と臭いと空気を兼ね備えた『場』があるのさ。
後は、それを繋ぎ伝える何かがあれば良いだけ(もちろん、それが一番難しいんだけど)。
誰か、勝手に一緒に小倉を盛り上げていかんかね?