【Culture】金融危機の影響で閉店するL.S.D.

僕が行く前に、閉店する事になってしまいました。
ニューヨークはEast Villageの名物店、【Love Saves The Day】。
個人的に、ここがビレバンのアイデア発祥ではないかと僕個人が勝手に踏んでいるお店。
不況のあおりをもろに食らったみたいで、明後日18日が最終日で2006年に開業したペンシルバニア州のNew Hope(NewYorkから直線距離で大体100km南西)の姉妹店に移動するみたい。
2006年の姉妹店を開いた当時の記事を見ると、ニューヨークの家賃がアホみたいに高いから(20年の間に家賃が3倍になったんだとか)閉店するかもみたいな事を書いてた。
L.S.D.の創業者兼オーナーのLeslie Herson女史の言葉は、とても印象的だったんだけど世界中の全ての大都市圏が抱えてる危機的な現状をニューヨークの人間が語っていると言うのが何とも皮肉な話だったなと僕は思ってる。
“New York is losing its individuality because little stores like mine can’t compete.”
なんでかと言うと、結果論なんだけど世界の大都市は殆どニューヨークのコピーみたいに成っていき個性を失っているtと言うのにそのニューヨークの商店主が「ニューヨークは個性を失ってきている」と嘆いていたから。
そう、結局の所ディベロッパーが創ったスタンダードは全ての都市の顔を破壊すると言う事を当のニューヨークの住人も感じてたってことなんだよね。
ちなみに、調べてて分かったんだけどLeslie Herson女史は去年の8月に癌で亡くなってました。
New Hopeのお店は、旦那さんと篤志家が守っていくみたい。
僕らは東京で青山のNY5番街化に嘆いていたけど、本家のNYも結局本来の顔を失いつつあるってことなんだね。
寂しい話です。

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