【Music】『フランジャー』って何ですか?
よく使うエフェクトなんだけど、いまいちわからない。
そう言うの多いんだけど、これもその一つ。
『フランジャー』なんすか?
と言う事で、調べてみた。
この図で見てもらうのがわかりやすいかと。基本構造はコーラスに似てるんですが短めのディレイタイムを使用し、エフェクト信号の一部を入力にフィードバックします(ループ的に)。一つのLFOを2軸のラインで走らせたテープリールに分岐し、そのうちの1つを若干遅らせることでテープデッキの音を干渉させて作り出したサウンド(2019/02/17 加筆修正)。
フィードバックレベルをどのくらいにするか、またLFO(Low Frequency Oscillator=低周波発信機)での変調をどのくらいかけるかによって、「ビョンヨンヨンヨンヨン……」というような感じになったり、「シューウゥ〜」というようなジェット音的なものになったりします。これを『フランジャー効果』と呼んでおり、このフランジャーも代表的なエフェクトの一つとなっています。
個人的な印象だと、音にモンワリと金属的なひずみを加えてループさせるエフェクト。ってな感じ。
もう少し検索。
そしたら、 KANのサポートギタリストしてる中野豊さんって人が分かりやすい説明してました。
『基本的には前回ご紹介した「コーラス」と同じ原理を持つエフェクターです。が、「コーラス」が美しく音を鳴らすのを目的にしているのに対し、サウンドにうねりを与えるのがこの「フランジャー」です。というわけでフランジャーも原音にピッチを揺らした音を加えているのですが、コーラスにはないツマミがついています。
僕が最初に買ったフランジャーは大きな弁当箱ほどの大きさでした。フランジャーは数ミリ・セカンドのディレイタイムにモジュレーションをかけることで効果を得ています。もちろん最初のフランジャーではツマミの意味などよく理解できなかったのですが、数年後にデジタル・ディレイを購入して初めてフランジャーの原理を理解することができました。』
フランジャーを最初に思いついたのは、どうもビートルズのエンジニアで最初はテープレコーダーを二台繋いでやってたとか。
で、語源は『録音した信号を別のテープレコーダーに送り、そのテープリールの縁=FLANGEを手で触り、再生スピードに変化をつけて効果を得ていたそうです。』と言う事らしい。
ああ、やっと分かったよ。寝れそうだw。
【追記】結果論なんですが、追加した文章で大体のことを説明してしまっているのですが、後述のお話には色々学びがあるのであえて残しています。特に、ビートルズのくだりはいいなぁと。いろんなものを生み出していますよね、彼ら。本当にすごい。ちなみに、記載した当時のビートルズのリンクは東芝EMIにしていたんですが、今は何とよく分からないパソコン教室ガイドがこのドメインを使っていました。ある意味、驚愕。(2019/02/17 Noise)