セロトニン【Serotonin】
薬学的には、5-HT(5-hydroxytryptamine:5-ヒドロキシトリプタミン)。作用としてはいろいろあって、血管平滑筋収縮作用、血小板凝集促進作用、胃腸管刺激作用などの末梢作用 に加えて、中枢において精神機能や神経内分泌の活動にもかかわっている。中枢神経内のセロトニンの分泌、取込の動態を調べようと思ったら、血中セロトニンの値を調べたら良いらしい。 減って来ると鬱病とか過食症になって、増え過ぎると片頭痛が起こるって言う厄介な物質。なんだか難しい事になっているように見えるけど、要は本能的な感情のコントロールの部分に関わっている神経伝達物質(ニューロン・トランスミッター)のこと。理性を司っている物質と言えば、分かりやすいかな?と言う訳で、原料となるトリプトファン(卵、豚肉、魚、牛乳とか)、ビタミンB6(牛乳、レバー、バナナほか)、カルシウム(海藻、牛乳、小魚、豆腐、春菊ほか)をバランスよく取りましょう(って牛乳飲みゃ良いって気もするけど...)。まぁ、そう言う理由で牛乳一杯飲むと良く眠れるらしいよ。
[back to ditionary head] <2000.03.06>
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